Pinterestの「AI modified」とは?
Pinterestは、AIで生成または変更されたと判断した画像ピンに「AI modified」(AI加工)と表示します。ラベルはピンの左下にあり、誰かがピンを拡大表示で開いたときに現れます。
Pinterestが判断に使うシグナルは2種類です。1つ目は、編集アプリが入力するIPTC Digital Source Typeフィールドなど、画像ファイル内のメタデータです。2つ目は、画像そのものを見る、Pinterest独自の画像分類器です。このページと上のツールが扱うのは、1つ目のシグナルです。
本物の商品写真やハンドメイドの写真にラベルが付いたのはなぜ?
作り手や商品写真のカメラマンには、よくあることです。商品写真の通常の修正が、いまやAIで行われているからです。ホコリを消す、縦長の2:3というピンの形式に合わせて背景を広げる、散らかったテーブルを無地の面に置き換える、などです。
ご自宅のテーブルで撮影したハンドメイドのマグカップが、背景のケーブルを消したというだけで、AI編集のタグを付けられることがあります。IPTCの用語では、ファイルにはcompositeWithTrainedAlgorithmicMediaと書かれています。これは、ゼロから生成された画像ではなく、本物の写真とAI編集の合成を意味します。ラベルが表しているのはファイルに書き込まれた情報で、あなたが撮影した内容ではありません。上のスキャンで、ご自身の写真にどのタグがあるかが正確にわかります。
多くの編集ツールは、AIが画像のごく一部を変更しただけでも、ファイルにAIタグを書き込みます。
- PhotoshopとLightroom:生成塗りつぶし、生成削除、AIノイズ除去
- Adobe FireflyとAdobe Express
- Canvaのマジック機能
- Googleフォトの「編集マジック」と、スマホのSamsung Galaxy AIでの編集
- iPhoneのAppleクリーンアップ
Pinterestの設定で「AI modified」をオフにできる?
いいえ。クリエイターが自分のピンのラベルを非表示にできるスイッチは、Pinterestにはありません。
よく見つかる設定は、別のものです。設定の「おすすめの調整」にある「GenAIへの関心」と、AIピンの表示を減らすオプションでは、ご自身のフィードに表示されるAIピンの量を選べます。変わるのはご自身に見えるものであり、ご自身のピンのラベルが外れるわけでも、他の人にそのピンがどう見えるかが変わるわけでもありません。
ピン留めする前に写真をチェックする方法
Pinterestに届く前に、すべての画像をクリーンにしてください。ご自身のサイトの画像も含みます。ショップやブログからピンを作成する場合、ピンはそのページの画像ファイルを使うので、その画像もクリーンなコピーに差し替えてください。
初期設定では、ツールはAIタグのみを削除し、カメラ情報、位置情報、カラープロファイルは残すので、商品の色は編集したとおりに保たれます。自宅で商品を撮影している場合は、GPS位置情報も削除するプライバシーのオプションを検討してください。手順は次のとおりです。
- 商品ラインナップ全体など、ピン留めする予定の画像をそのままドロップしてください。JPG、PNG、WebP、HEIC、AVIFに対応しています。
- 各タグをどのアプリが書き込んだかを確認してください。タグが見つからなければ、ファイルはすでにクリーンで、ラベルが付くとしたら、それはPinterestの分類器によるものです。
- 「AIラベルを削除」をタップして、クリーンなコピー(複数ならZIP)をダウンロードします。それをPinterestと、ショップやブログにアップロードしてください。
ピンにすでに「AI modified」と出ている。どうすればいい?
ファイルツールでは、すでに公開されたピンは変更できません。Pinterestには、誤りだと考えるラベルに対する異議申し立ての手続きがあるので、特に写真が本物でAI編集が軽微な場合は、まずそこから始めてください。申し立てでは、写真に何が写っているか、どんな編集をしたか(たとえば、AIツールで小さな物を消した、など)を説明します。
申し立てで解決しない場合は、ピンを削除し、元のファイルをクリーンにして、もう一度ピン留めすることもできます。新しいピンはゼロからのスタートになるため、保存数とコメントは失われます。安定してアクセスを集めているピンでは、まずその損失を検討してください。
次の商品写真にタグを付けないための方法
いちばんクリーンにしやすいのは、最初からタグが付かなかったファイルです。次の商品撮影やハンドメイドの写真の前に、確認してください。
- PhotoshopとLightroom:Adobeによると、2026年8月以降、同社のアプリは生成AI編集の後にContent Credentialsを自動で付与します。そのため、書き出し設定では防げない場合があります。ピン留めする前に、書き出しごとにチェックしてください。
- AIの工程の前の写真のバージョンを残しておくと、公開するほうを選べます。
- ホコリや小さな物なら、生成系ではなく、従来のコピースタンプや修復ツールを検討してください。AIタグは、AI機能から付きます。
- GoogleのAIツールは、オフにするスイッチのない見えないSynthID透かしを追加します。使った場合は、書き出したファイルをここでチェックしてください。クリーニングはSynthIDマークをタグと一緒に削除します。
Pinterestで、ファイルのクリーニングがプラットフォームに委ねること
Pinterestは、ファイルのメタデータと独自の分類器を組み合わせていると述べています。クリーニングで取り除くのは、そのシグナルの片方であり、両方ではないので、結果は画像の見た目にも一部左右されます。
メタデータの削除はファイルから読み取られるシグナルに影響し、クリーニングはピクセルの中の見えないSynthID透かしも取り除きます。手が届かないのは次のものです。
- 画像を見るPinterestの分類器。クリーンなファイルでも、分類器にAI製に見えるなら、ラベルが付くことがあります。
- すでに公開されたピンのラベル。
- GoogleのSynthIDのような、ピクセル内の見えない透かしは例外です。クリーニングでタグと一緒に取り除きます。
「AI modified」のラベルを残すべきなのは、どんなとき?
ピンに写っているのが、完全にAIで生成された商品やシーンなら、ラベルは残してください。買い物をする人はピンを見て何を買うかを決めるので、画像が写真でないときは、それを知る必要があります。このツールは、編集の工程のせいでタグが付いた本物の写真のためのものです。判断には、次の3つの質問が役立ちます。
- 撮影したのではなく、プロンプトから生成した画像ですか? ラベルは残してください。
- 現実には存在しない商品や成果を示していますか? ラベルは残してください。
- 実在する商品の本物の写真に、小さなAI修正を加えたものですか? ラベルは編集を大げさに伝えているので、ファイルをクリーンにするのは妥当です。