「AIコンテンツ」ラベルは何を意味する?
「AIコンテンツ」(旧「AI情報」)は、画像や動画の作成や変更にAIが使われた形跡があるときに、MetaがInstagram、Facebook、Threadsの投稿に付けるラベルです。どこかでAIが関わったことを、閲覧者に伝えます。これはその投稿1件に付く注記であり、アカウント全体に付く印ではありません。ご自身のファイルに何が書かれているかは、上のツールにドロップすると確認できます。
この短いラベルでは、完全に生成された画像と、AIで小さな物を1つ消しただけの本物の写真との違いを示せません。写真家や小規模事業者が不公平に感じやすいのはそのためです。ほかのアプリは違う言い方をします。TikTokは「AI生成」、Pinterestは「AI modified」、LinkedInはContent Credentialsの「CR」アイコンを表示します。
「Made with AI」から「AI情報」、そして「AIコンテンツ」へ
2024年、Metaは自社アプリの投稿に「Made with AI」という言葉でラベルを付け始めました。すると間もなく、小さな編集をしただけの本物の写真にも付くという不満が、写真家から寄せられました。2024年7月、Metaは表記を「AI情報」に変更し、タグの付いた画像が必ずしもAIで作られたとは限らず、AIツールで編集されただけの場合もあると説明しました。
最近になって、ラベルは再び「AIコンテンツ」に変わりました。古いヘルプページ、動画、フォーラムの回答には以前の名称が残っていますが、「AI情報」向けに書かれたアドバイスは、たいてい新しいラベルにも当てはまります。主な原因は変わっていません。ファイル内のAIメタデータです。
何がきっかけで「AIコンテンツ」のラベルが付く?
Metaがラベルを付ける理由は4つあります。最初の2つはファイル内のタグで、アップロード時にMetaが読み取ります。本物の写真では、これが通常の原因です。
- 生成塗りつぶしや、AIツールで作成された画像など、AIの工程を記録しているファイル内のContent Credentials(C2PA)
- 「trainedAlgorithmicMedia」(AIで作成)または「compositeWithTrainedAlgorithmicMedia」(AIで編集)というIPTC Digital Source Type値
- ご自身の選択:投稿を共有するときにオンにできる、AIラベルの設定
- Meta独自の判断:ファイルにタグがなくても、投稿にラベルを付けることがあります
本物の写真なのに、Instagramの投稿に「AIコンテンツ」と出るのはなぜ?
日常的な編集ツールの多くが、いまや生成AIを使っており、その記録をファイルに残すからです。PhotoshopとLightroomの生成塗りつぶし、生成削除、AIノイズ除去、Adobe FireflyとExpress、Canvaのマジック機能、Googleフォトの「編集マジック」とPixelでの編集、Samsung Galaxy AI、Appleのクリーンアップは、いずれもAIタグを付ける可能性があります。背景にいた通行人を1人消しただけでも、対象になります。
IPTC規格には、まさにこのケースのための別の値、「compositeWithTrainedAlgorithmicMedia」(本物の撮影データをAIで編集したもの)があります。しかし、投稿に付く短いラベルではそのニュアンスを示せないため、閲覧者は「偽物」と受け取るかもしれません。覚えておいてください。ラベルが表しているのはファイルに書き込まれた情報で、あなたが撮影した内容ではありません。
ファイルに何が書かれているかを確認する方法
推測する必要はありません。元の写真や動画を、上のツールにドロップしてください。ファイル内のAIタグが一覧で表示され、どのアプリが書き込んだか、InstagramやFacebookでラベルが付く可能性がどのくらいかがわかります。たとえば、生成塗りつぶしで編集した写真では、Photoshopが書き込んだContent Credentialsの記録と、AIで編集したことを示すIPTC値が見つかることがあります。
レポートにタグが見つかった場合は、ワンタップで削除できます。AIタグが見つからないのに投稿にラベルが付いた場合は、原因がファイルのメタデータの外にあります。ご自身のAIラベル設定、Meta独自の判断、またはピクセルの中の見えない透かしです。
ラベルを削除する方法と、残すべきとき
投稿する前に、ここでファイルをクリーンにして、そのクリーンなコピーを投稿してください。ご自身でラベルを付けた場合は、投稿を編集してオフにします。公開済みの投稿にMetaがラベルを付けた場合は、スイッチがありません。アプリに審査のリクエストがあれば利用するか、投稿を削除し、元のファイルをクリーンにして、もう一度投稿します。再投稿すると、古い投稿の「いいね」やコメントは失われます。
そして、画像が完全にAIで生成されたものなら、ラベルは残してください。それは正確な表示であり、投稿を見る人には知る権利があります。このサイトは、誤ったラベルが付いた本物の写真のためのものです。
FacebookやThreadsでも「AIコンテンツ」は同じ意味?
はい。Metaは自社のアプリすべてで同じラベルを使っているため、Facebookの「AIコンテンツ」とは何かという疑問への答えは、Instagramと同じです。AIタグの入ったファイルは、3つのアプリすべてでラベルが付く可能性があります。
Instagramには、アカウント単位の別のラベルもあります。「AI生成プロフィール」(AI-generated profile、以前は「AIクリエイター」)で、AIが生成した人物を主な正体とするアカウントに付きます。これはアカウントに設定されるもので、ファイルから読み取られるわけではないため、ファイルツールでは変更できません。
SynthID、見えないピクセルの透かし
GoogleのAIツールなど一部の生成ツールは、SynthIDと呼ばれる見えない透かしをピクセルにも埋め込みます。クリーニングでこれを削除します。ワンタップでAIタグとSynthIDマークの両方が取り除かれます。Metaは、C2PAやIPTCといった業界標準の指標を読み取っていると説明しているため、InstagramとFacebookでは、まずファイルのメタデータを確認するのが先決です。
SynthIDは、Google自身のツールが読み取れるため、ほかの場面でも意味があります。上のツールはそれをタグと一緒に取り除くので、クリーンなコピーには、どのチェッカーも見つけられるAIマークが残りません。